父と植えた、りんごの木

6年前、父と一緒に植えたりんごの木に今年初めて花が咲きました。品種は『アルプスの乙女』。
姫リンゴサイズの小さなりんご🍎がなるはずでした。実がなるまで3年はかかるだろう、と気長に育てましたが全く花芽がつきませんでした。
一緒に見たかったりんごの花
父はコロナ禍、2年前に病気で亡くなりました。亡くなる3ヶ月前まで元気で車を運転して遠い娘の家まで来てくれたのに。とうとう一緒にりんごの花も実も見ることは叶いませんでした。残念です。
優しかった父のこと
父は花が大好きな母のために季節に合わせて花を見にどこにでもドライブに連れて行ってくれる優しい人でした。
肥料、堆肥、剪定を施す
私はここ2年で園芸の知識がついたので春、夏は追肥、週一は液肥、冬は牛ふん堆肥、生ゴミ堆肥を木の周囲に施しました。冬の成長が止まっている時期に剪定もしてみました。今年こそは!という思いで。
命日に蕾がついた
3月末。朝、庭の見回りをしていたところ、なんと、りんごの木に蕾がついていたのです。

しかもその日は父の命日でした。ちょうど母も※墓前礼拝のため、我が家に泊まっていて一緒に見ることができ、主人と3人、共に喜びました。
まるで神様と父からのサプライズプレゼントのようでした。
※墓前礼拝:多くのキリスト教会ではイースター(復活祭)にちなんで年一回、墓前で先に亡くなった方々を偲ぶ日を設けています。
開花
それから毎日蕾の変化を見守りました。



咲いた時は本当に嬉しくて何度も花の写真を眺めていました。

天国でまた会いましょう
暖かくなり花にミツバチ🐝も飛んできています。今度は実がなると良いな。

父は今、痛みも苦しみも涙もない天国で穏やかに暮らしていると信じます。天国で再会したら、「りんごの花、咲いたよ。お母さんと見たよ」と報告したいと思います。
コメント